Sky memories

マイル修行記録 フライト記録 海外旅行記録

osoraの修行回顧録 vol.01 ~SFC修行という名の冒険~

わたくしosoraは2016年にSFC修行を、2017年にJGC修行を解脱しました。

いまはJGCプレミアに向けて修行再開を待っているところです。

その間にこれまでの足跡について3記事程度でまとめたいと思います。

まずはSFC修行を決断したときから解脱までの回顧録。

少々お付き合いください。

 

 

 

 

■世はまさに「大修行時代」

ときは2016年春。入社以来その仕事に情熱を傾けてきたosoraは、幸いにも仕事において充実感を感じていた。任される仕事は年々増え、信頼してくれる仲間もどんどん増えていった。しかしその一方で、私生活はというと同じ街に住んで5年、街の雰囲気が大きく変わることのない地方都市というのは退屈だった。

特に没頭できる趣味もなく、"休日はゆっくり休んで平日頑張る"そんな日々が続いていた。学生時代はひとつのことに没頭してきたこともあり、この日常に違和感を感じていた。「何か新しいことに挑戦してみたい」という焦りはあったものの、現状を打開する策を真剣に考えることはなかった。

 

 

 

 

しかしある休日の夜、普段と変わらずネットサーフィンをしていたosoraは、ある方のブログに偶然出会う。

そう!!

テラヤマアニ氏が運営するブログ「ANAとマイルのパパじゃない」である!!

 

kowagari.hateblo.jp

 

いちおうosoraも知ってはいた。航空会社ラウンジの存在やSFCの存在も。そして一般的に言われているそれらを利用するハードルの高さ、手に入れることの難しさも。

それ故"非現実的な憧れ"であり手を出そうともしていなかった。

 

 

 

 

しかし、この時すでに世の中は"マイル王"が記した「ANAとマイルのパパじゃない」によって、幾多の修行僧達がANAプラチナステータスを目指して飛び合う「大修行時代」に突入していたのである。

 

 

 

 

ブログの内容を説明する必要はないだろう。まさにosoraが求めていた非日常感であふれていて、ワクワク感が抑えきれなかった。ブログの隅々まで目を通したosoraは決断した。20代の新たな挑戦として、陸マイラーになって翌2017年のANAプラチナステータス獲得を目指すことを。ステータスだけでなく、解脱した暁にはきっと新しい発見があるだろうとも考えた。

 

 

 

 

2016年春

osoraはひっそりと修行を決意したのである。

 

 

 

 

■アメリカ行きの指令と修行開始

 陸マイラー活動を始めてから約4ヶ月、お手本通りにソラチカルートを稼働させてそこそこマイルを貯めていたosoraに転機がおとずれる。変わらず仕事に邁進していた2016年秋、急遽アメリカ行きを言い渡されたのだ。アメリカ行きといっても転勤ではなく出張である。何かosoraに流れが来ているように感じた。

 

 

 

 

だが迷った。

何かというと予定通りこのまま陸マイルを貯めて2017年の修行にそなえるか。

それとも、今回の出張で得られるPPを活用し、ある程度の自腹覚悟で前倒し修行するか。その場合、残り3ヶ月で解脱できるかが心配だった。

 

 

 

 

osoraが下した決断は、2016年の前倒し修行である。

来年はどうなっているかわからない。色んな意味で。今なら方法は分かっていてある程度の道筋も立っている。今がチャンスと考えた。

きっと解脱したらまた新たな目標が見えてくるとも思った。善は急げだ。

 

 

 

 

 「ANAとマイルのパパじゃない」を参考にさせてもらい、国内線プレミアムクラスを中心に、日本中の修行僧が集まる空港「那覇空港」を目指すことにした。

 

 

 

 

■修行の歩き方

2016年SFC修行という冒険に出たosoraは、幸運なことにある方のブログに出会う。

そのブログでは、東京-那覇をメインとしたSFC修行記録が丁寧に記されていた。

そう!!

だれもが知っている「理系マイラーとSFC修行」である。

 

rikei-miler.com

 

osoraは先輩修行僧がたどった足跡を忠実に再現したのであった。

 

 

 

 

f:id:osorapon:20170904213247j:plain

f:id:osorapon:20170904213520j:plain

f:id:osorapon:20170904213710j:plain

 

 

 

 

実際に行動に出てみると、新鮮なことばかりだった。

初めてのプレミアムチェックインに興奮した。ANAラウンジのアロマがお気に入りとなった。プレミアムクラスのGOZENも、沖縄料理も初体験だったosoraは天国にいるようだった。

 

 

 

 

修行序盤はいい感じで進んだ。ソラチカで貯めたマイルをSKYコインに変えて、発券を繰り返した。しかし、そんな修行も長くは続かなかった。数か月分の陸マイルだけで解脱できるほどSFC修行は甘くない。いよいよ自腹修行に突入したのである。

 

 

 

 

アメリカ出張から帰国(シカゴから成田に到着)して、そのまま修行の為に沖縄を目指したこともあった。 

f:id:osorapon:20170904215352j:plain

f:id:osorapon:20170904220048j:plain

f:id:osorapon:20170904225522j:plain

 

 

 

 

さらに、SFC修行中にもかかわらずJALビジネスクラス搭乗という幸運にも恵まれた。

今思えば、神がかり的である。ANAとJALがosoraを、危険な"ステータス修行"に引き込んでいる気がした。

JALビジネスクラス搭乗記はこのブログの記事にしている。

 

www.osorapon.com

 

もちろん今回も帰国(パリから成田に到着)して、その足で沖縄に向かったのは言うまでもない。

f:id:osorapon:20170904223622j:plain

f:id:osorapon:20170904223756j:plain

f:id:osorapon:20170904223405j:plain

 

 

 

 

本当に2016年秋から冬にかけては、SFC修行と海外出張がかさなって飛びまくっていた。しかし、ビジネスクラスでの出張とプレミアムクラスでの修行、飛行機が嫌いになるわけがなかったし、解脱後の期待感が高まった。

 

 

 

 

■「おかえりなさいませ」の洗礼

修行僧であれば珍しくない「おかえりなさいませ」の洗礼。

osoraはこんなことされたくないと思い、折り返し便には搭乗しないように慎重にスケジュールを組んできた。

 

 

 

 

しかし、その瞬間は突然やってきた。

 

 

 

 

f:id:osorapon:20170904220846j:plain

羽田→新千歳→那覇→羽田という三角フライトで解脱を目指していたのだが、雪の影響により新千歳に降りられないことがあった。第2レグの新千歳→那覇は運休になっていたのだが、第3レグの那覇→羽田の予約が残っている。

 

 

 

 

osoraはその第3レグを目指して急遽那覇に向かうことにした。

 しかし気付いてなかった。この予約は那覇に向かっているこの便の折り返し便であったことに。

 

 

 

 

何事もなかったかのように機内に入ると「おかえりなさいませ」の洗礼を受けた。

とても恥ずかしかったが、今思えばいい思い出だと思う。

修行でもしない限りこんな体験はなかなかできない。

降機するときにこのCAさんと、どのくらい飛行機にのっているのか、今年はどこまで目指すのかなどなどしばらくお話した。 

CAさんとの会話も修行を楽しくする重要なポイントだった。

 

 

 

 

■迎えた解脱フライトの日

解脱フライトは787運航の福岡→羽田にした。主翼をそり返しながら飛行するその姿が大好きだったからである。さらにosoraは記念すべき解脱フライトにミッションを課していた。

ミッションとは、解脱の記念に787のステッカーを頂けないかCAさんに尋ねること。

ちょっと厚かましいけど。

これも修行僧ブログからの影響だった。

 

 

 

 

これまた超有名なvikさんが運営するブログ「Hit the frog and toad!」である。

 vikさんは私と違い、自然な流れでステッカーを頂いたようだ。

 

viktaro.com

 

意を決して私は伝えた、

「実はこのフライトがプラチナ達成フライトでして。。。」

「この787が好きで、記念に。。。」

 

 

 

 

f:id:osorapon:20170904221008j:plain

 

 

 

 

なんとメッセージまで頂いてしまったのだ。

実はこの787ステッカーは他のクルーが大切にもっていた最後の1枚だったのである。

飛行時間が長くない福岡→羽田で、他のクルーをあたってステッカーを探してきてくだれたのだ。この瞬間とても感動した。

 

 

 

 

そして今でもこのメッセージは大切に保管している。

 

 

 

 

■これからが本当の冒険である

 SFC修行を終えたosoraは、今回の修行でどんな発見があったのだろうか。

これについては別記事にしたいと思う。

間違いなく言えることは、修行をやってよかったということだ。

始めは、修行を終えたらひと区切りをつけようと思っていた。費用もかかるし、時間もかかる。長くは続けられないと思っていた。

が、いち度その楽しさを知ってしまったら、立ち止まることができなくなっていた。

冒険家のことは詳しく知らないが、知らない世界に行ってみたいという単純だけれども強烈な欲求にosoraは抗えなくなっていた。

 

 

 

 

そしていよいよ「SFCの恩恵を享受する旅」に出るべく、ANAの旅作ページを開いたのであった。

 

vol.02に続く